ふくでは、100年後のあなたにも届けたいと、店主がセレクトした本たちを置いています。
その中から一冊をご紹介。
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木田悟史「ゆたかさのしてん」
著者は、公益財団法人日本財団鳥取事務所所長の木田悟史さん。
鳥取に暮らす7組の視点から見る豊かさについて書かれた一冊。
豊かさってなんだろう。
お金、人、ものの多さ?便利な生活?そんな既存の価値観とは違った豊かさを、じわりじわりと感じられます。
読んでいて思うのは、ここに登場する人たちは、なぜこんなに生き生きしているのと。
まず自分の暮らしを楽しむこと。
住む町や周りの人たち、環境のこと。
今だけではなく先の未来のことも含めて豊かであること。
自分のことだけではなく、もっと広い範囲で考えて得られる豊かさがある。
考え方は人それぞれだけど、こんな豊かさもいいんだなと。
そして、この鳥取にある「何もない」ことをゆたかさだと、鳥取ってなかなかいい場所だなと気づかせてくれます。
若桜町の「藤原みそこうじ店」さんも登場されています。
木田悟史「ゆたかさのしてん」(1,650円)
ふく店頭、オンラインショップにて販売中です。